占いについて聖書にはどう書かれていますか？

そもそも占いとは?

タロット占い、トランプ占い、星占いなど世界には様々な占いがありますが、それらは統計的な要素が強いのです。

例えば、この生年月日の人にはこういう結果が出ることが多い、このカードの配置の時にはこういう出来事が起こりやすい、という莫大なデータを整理して、系統立てたものが占いです。

また、統計データを利用するという手法もあります。

例えば、現代ではカップルの 1/7 から 1/10 が不妊治療を受ける必要があるため、これから結婚するカップルに病院に行くように助言すれば、そのうちの 10～14%は的中します。

このように、統計データを使うことで未来を予言しているように見せかけているのです。

聖書には何と書かれてあるのか？

聖書にはこのように書かれてあります。

聖書には、占いは神様が嫌う職業だと書かれています。

よく当たる占い師の情報源

統計的に分かる情報以外のことをズバズバと当てたり、予言がよく的中する占い師も稀にいますが、なぜそのようなことができるのでしょうか？

それは、悪霊から情報が来ているからです。（悪霊とは神様に反抗し堕落した元天使）

よく当たる占い師は悪霊から情報をもらって私たちに伝えているということです。

悪霊たちは持っている力を尽くして人を騙し、神様から離れさせることが目的です。

神様よりも占い師を信じるようになるならば、悪霊は本当の情報を与えることを拒みません。

ですから、占い師が言うことは時に当たることもあるでしょう。

しかし、それは統計的なもの、あるいは悪霊から来ているということを忘れないでいただきたいと思います。

悪霊から来る情報でも受け取ればいいじゃないかと思われるかもしれませんが、悪霊は私たちを騙し、人生を破壊しようとする存在です。

よって、そのような霊的存在から情報を受け取るということは非常に危険なのです。

占いをする理由を考える

もし占いをしたいと思われるのであれば、なぜ占いをしたいのか考えてみてください。

病気にならないか気になる、将来の年収を知りたい、結婚をどうするべきか迷う…など理由は様々だと思いますが共通しているのは不安や悩みだと思います。

占いによって不安や悩みを解消しようとするのではなく私たちに与えられている神様の約束に目を留めてみてください。

聖書にはこのように書かれています。

神様に信頼して歩む時、すべてが最善の方向へ導かれることが約束されています。

神様は 1 人 1 人の人生を心に留められています。

何も恐れることはありません。

また、聖フランシスコ・サレジオはこのような言葉を残しています。

私たちに将来のことは分かりません。

しかし、それは神の美しい御手の中にあるということを覚えて、安心して歩んでいきましょう。

まとめ

占いは統計的なもの、あるいは悪霊から来ているものであるため私たちの人生を豊かにするものではありません。

神様に信頼して歩む時、すべてが最善の方向へ導かれることが約束されています。

占いではなく、この神様の約束に希望を置いて歩んでいただきたいと思います。

最後に、聖フランシスコ・サレジオの言葉を全文紹介して終わります。