目次
- クリスチャンですが、人を赦すことがなかなかできません。頭では理解できますが、感情がついていきません。どうしたら赦すことができますか?
- ご質問ありがとうございます。
結論からお伝えすると、赦せない心を神様に手放すことを「選択」して、そのあとは神様にお任せしてみてください。
赦せないということは、「憎しみ」を抱いている状態だと思います。
質問者様が憎しみを持つほど傷つけられる言葉、出来事があったのだとお察しします。つらい経験でしたね。
神様によってその傷が癒され、憎む心が取り除かれるように祈ります。
憎しみは自分を傷つける
まず、最初に心に留めていただきたいことは、誰かを赦さない心は自分を傷つけているということです。
憎むことで誰かにされた嫌なことを思い出します。思い出すことで、再度自分の心を傷つけてしまいます。
過去の憎い人が私たちを傷つけることはありませんし、傷つけることはできません。
その人を「憎む心」が私たちを傷つけ続けるのだと私は思います。
よって、神様は私たちを苦しめるために「赦しなさい」と言われているのではなく、私たちの心を守るために言われているということを覚えていただきたいと思います。
では、どのようにすれば赦せるようになるのかということですが、私が実際に行ったことをご紹介します。
Step1 赦されたことを自覚する
まず、私は人を赦せないときに、どれだけ神に赦されてきたのかを考える時間をもちました。
神に喜ばれない思いや行いを思い出し、それらがすべてイエス様の十字架によって赦されたことに感謝する時間です。
この時間を私は夜寝る前に毎日行っていました。
この習慣をもつことにより人を赦さずにはいられなくなりました。
なぜなら、神が命をかけて赦してくださったことを毎日思い起こすので、神の赦しを忘れることがないからです。
「赦すのがつらい」などの感情はなくなり、「これだけの赦しを受け取ったのだから赦そう」というようになります。
1 番お伝えしたいのは、自力で赦そうとするのではなく「赦された者」として赦しましょう。
そのためはまず、自分が赦されたことを自覚しなければなりません。
よって、まず自分の罪を思い起こし赦されたことに感謝する時間をもってみてください。
「互いに親切にし、優しい心で赦し合いなさい。神も、キリストにおいてあなたがたを赦してくださったのです。」
エペソ人への手紙 4 章 32 節
Step2 憎む心を神に手放す
「頭では理解できますが、感情がついていきません」と質問に書かれていましたが、赦すことを「選択」してみてください。
感情で行うとしんどくなってしまいます。
私たちは赦せない相手に対して苦々しい思いや憎しみを持ち続けることができます。
しかし、持ち続けるのであればそれ相応の重荷も負わなければなりません。
怒り、苦しみ、傷などの重荷です。
それらをずっと背負うのはとてもしんどいと思います。
よって、神に赦せない思いをゆだねる、放棄することを「選択」してみてください。
私たちが憎む心、重荷を握りしめたままでは神様はそこに介入することができません。
手を放して神様に差し出すことで、憎む心を処理していただきましょう。
Step3 祈る
最後は、赦せない人のために、そして憎む心がなくなるように祈ってみてください。
「しかし、わたしはあなたがたに言います。自分の敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。」
マタイの福音書 5 章 44 節
赦せない人のために祈ることは最初は抵抗があるかもしれませんが、自分の心のためです。
赦せない人のために祈ることで、私はいつも、その人も神に愛されている存在だということ、そして自分も人を傷つけてしまうことがあるということを自覚させられます。
祈りを通して、赦せるような謙虚な人に変えていただきましょう。
また、憎む心や今まで背負ってきた重荷を神に手放すことを step2 で選択したので、その重荷が神によって取り除かれることも祈りましょう。
自分で取り除こうと頑張る必要はありません。
神様にお任せするのです。
まとめ
私たちクリスチャンは神を愛しています。
その、神が愛されている存在を私たちが「嫌い」「赦さない」と言う資格はないのです。
このことが頭で分かっていてもなかなかできないのが現実ですよね。
しかし、人間だから仕方ないと諦めるのではなく、神によって「赦す」「愛する」人間に変えていただきましょう。
何度も言いますが、自分で頑張る必要はないのです。
参考になれば幸いです。
神様の祝福がありますように。
sheepさん
回答をありがとうございます
神様に多くを許されているのに、自分は憎んだり嫌ったりして許さないということはないですね
自分ではどうにもできない感情も、神様にお任せして手放すことが出来る様に変えられていけますように
神様の前に謙遜に祈りたいと思いました
ういろう様
コメントありがとうございます。
お祈りしています。
sheep