みなさん、こんにちは。
元気にされていますか?
レオナルド・ダ・ヴィンチによる最後の晩餐の絵は誰もが見たことがあると思いますが、聖書をもとに書かれており、何を意味しているのかについて知っている人は、クリスチャンでない人にはあまり知られていないと思うので今回紹介します。
聖書箇所
22. さて、一同が食事をしているとき、イエスはパンを取り、神をほめたたえてこれを裂き、弟子たちに与えて言われた。「取りなさい。これはわたしのからだです。」
23. また、杯を取り、感謝の祈りをささげた後、彼らにお与えになった。彼らはみなその杯から飲んだ。
24. イエスは彼らに言われた。「これは、多くの人のために流される、わたしの契約の血です。
マルコ14章22~24節
イエス様が十字架にかけられて亡くなったのは金曜日です。
よって、最期の日である木曜日の夜の食事の場面が絵に描かれているということです。
マルコ14章22~24節の解説はすでに書いているので、よかったら見てみてください。
マルコ14章22~24節|取りなさい。今回注目したいのは、この最後の晩餐の時に起こった別の出来事についてです。
最後の晩餐は食事をして終わり、ではありません。イエス様は弟子全員の足を洗われました。
弟子の足を洗われるイエス様
イエスは夕食の席から立ちあがって、上着を脱ぎ、手ぬぐいを取って腰にまとわれた。
それから、たらいに水を入れて、弟子たちの足を洗い、腰にまとっていた手ぬぐいでふき始められた。
ヨハネの福音書13章4~5節
この最後の晩餐の前に、ユダという弟子はイエス様を銀貨30枚で売ることを祭司長と約束していました。
また、ペテロという弟子はイエス様が銀貨30枚で売られたあと、イエスの仲間ではないかと聞かれ「知らない。」と3回イエス様を裏切ります。
そして、ユダとペテロ以外の弟子も全員、拷問を受けるイエス様を見て、仲間だと思われると自分達もやられてしまうのではないかと思い、イエス様を見捨てて逃げます。
最後の晩餐の後、弟子全員に裏切られることを知っていたにも関わらず、イエス様は全員の足を洗い、拭いてあげました。
そして、こう言われました。
主であり、師であるこのわたしが、あなたがたの足を洗ったのであれば、あなたがたもまた、互いに足を洗い合わなければなりません。
ヨハネの福音書13章14節
イエス様は最期まで、余すところなく弟子たちに愛を示されました。
「あなたたちを救うために来てあげたのにこれから裏切るとは何事だ」とはイエス様は言われなかったのです。
神の子でありながら、高慢にならず、ただひたすら弟子たちに、そして多くの人々に仕える人生を送られました。
イエス様がされたすべてのことは愛ゆえです。
そして今もそのイエス様の愛が私たち1人1人の上に注がれているということを覚えたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
神様の愛がいつもみなさんと共にありますように。